旅が教えてくれる大切なこと

いますぐ始めたい島旅の楽しみ方〜NHKオンライン講座レポ前編・離島の魅力編〜

 

こんにちは!OfficeひるねこスタッフのKです。

この1年、「あ〜!早く旅がしたいなァァ〜」と何度叫んだことでしょう。
旅Loverの皆さまも旅不足で心身ともにうずくまっていらっしゃるのではないでしょうか。

そんな中、少しでも旅の気分に浸りたい!とモヤモヤを吹き飛ばすかのごとく、先日(6/18)楽しみにしていたNHK文化センター様主催の「いますぐ始めたい島旅の楽しみ方」オンライン講座に参加しました。

旅が大好きな皆さまと日本の島を80島以上めぐってきた小林希先生の授業をしっかりと聞いてきましたよ!

今回も希先生の島旅・船旅愛がたくさん詰まった素敵な時間でした!
日本の島とは?から始まり、島の魅力、希先生流の島旅の始め方、そして産経新聞様で隔週金曜日連載中の「島を歩く 日本を見る」島取材の裏話や4月にスタートしたばかりの御船印のことなどなど、たっぷり学べる90分でした。

希先生の講座はいつも、そこへ行ったことがないのになぜか、一緒にそこへ旅した気分になれる臨場感があるというか、一緒に旅の思い出話をしているような感覚になれるんです。

参加された生徒さんは、色々旅してきたけど船旅デビューがこれからの方や、すでに船旅に魅了されている方まで様々だったようですが、「お!そんな選び方があったのか!」と、新しい発見があったのではないでしょうか。

NHK文化センター様に許可をいただき、授業の様子をすこしお裾分け。
離島の魅力編/船旅の始め方と御船印編の二本立てでレポします。

前編では希先生が「海外よりもおもしろい!」とハマる日本の離島の魅力に迫ります。

プログラム公開!

まずは日本にはどのくらいの島が存在しているのか。

日本の島の数は有人、無人合わせて6,825島あります。
これは世界の中で第何位だと思いますか?

ちなみに1位がスウェーデン 22万島、2位がフィンランドで18万島だそうです。

島国ニッポンの島数が世界のどのあたりにランクインしているのか、よかったら調べてみてください!(想像したけど全然当たっておりませんでした。涙)

そして、日本のなかで見てみると第1位は長崎県で、なんと971島!
(多くてもせいぜい10島くらいでしょ?と想像したのでまた大ハズレ。涙)
もちろん有人、無人合わせてですが、地図に載っていない島々がこんなにもたくさん潜んでいるのだということに驚きます。

国内の有人離島の数だけを想像してみても、一生かかってもまわりきれないように感じますが、何度行っても魅了されてしまう離島の魅力ってどこにあるのでしょうか。

島それぞれに独自の歴史文化があり、「本当に同じ日本なのか!?」と思えるほど、めいめいが放つ魅力に心を奪われるのだとおっしゃっていました。

まずはなんと言っても海がすぐそこ!
港町なので思い立ったら目の前はもう海。Tシャツのまま泳ぐのもよし、眺めるもよし、海の美しさに時を忘れます。

古来、外国との貿易や人々が行き交った中継地点として栄えていた島では、今でも島内に異国情緒があり、島全体がダイナミックな国境の要塞だと感じるそうです。
海があっての島文化や産業が育まれてきたことがわかります。

そして、全身を委ねたくなるような圧倒的な大自然

島の大自然は、海も、山も、古来からまるごと時を経ているから、いわば島の守り神のような存在なのだろうなぁと感じます。

次に、個性あふれる歴史文化。

授業では今まで旅した島での思い出とともにその島の魅力もたっぷりと教えてくださいました。

むかし祖父母と手をつないで歩いたようなノスタルジックな日本の原風景に出会える手島(香川)、思わず会いに行きたくなってしまうネコ島の青島(愛媛)や、一度地図から消された大久野島(広島)での平和への想い、日本の近代化を支えた石の島の北木島(岡山)などなど、同じ日本なのに成り立ちが異なる島の面白さは計り知れず魅惑的。

正直なところ日本の島には興味がなかったけれど、今まで知らずに生きてきたのが勿体ないなぁと思える歴史や文化ばかり。
日本にずっと暮らしているのに知らなかったことだらけで、今まで名前も知らなかった島々に、日本はずっと支えられてきたのですね。

メディアで取り上げられる有名な文化やイベントにスポットが当たりがちだけど、島の方々が代々たいせつに紡いできた生活にこそ、魅力が詰まっていると感じました。

また、旅といえば出会い!
島での出会いや島の人との時間は宝物になる。

以前、旅先で出会ったお鮨屋の大将が「人と会えばいい旅ができる」と言っていたこの言葉が大好きなのですが、本当にそのとおりで、機会があれば是非とも島の人とお話ししてみてください。

島の暮らしに触れることで、その島で好きなことが見つかったり、帰りたくなる場所ができる喜びは自分にとってイチバンのお土産ですよね。

希先生もお気に入りの場所や大好きな島の人たちに会うために何度も通うとおっしゃっていましたよ!

そして、出会いもあれば別れもあり。

出港の時に港から手を振ってくれるところもあります。

船旅でしか味わえない港での別れは、なんとも旅情の切なさに満ちています。
島がどんどん遠く小さくなってゆく船からの景色を心に刻みながら、いい島だったな、また来たいなと思えたらいいですよね。

それでは、離島の魅力編はここまでです。
島を知り、そこで暮らす人々の心に触れることで島ともっと関わりたくなるし、その土地が愛おしくて何度も行きたくなる日本の離島の魅力、伝わりましたでしょうか。

何度行っても新しい発見があり、出会いも興味も尽きることはない日本の島々で、あなただけの島の魅力を見つけてくださいね!

ご一読いただき、ありがとうございました。
ではまた後編で…

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